下林村村御印

寛文10年（1670）9月7日に下付［かふ］された村御印で、年貢の取り決めなどが記されています。草高［くさだか］922石、免［めん］5つ1歩（税率51%）と定められ、銀でおさめる雑税の小物成［こものなり］では、捕獲した鳥を納めていたものが銀納になった鳥役[とりやく]の5匁［もんめ］は鷹狩を行う鷹場[たかば]であることから免除されています。年貢米は定納高［じょうのうだか］（草高×税率）の470石2斗2升と、収納事務手数料として1石あたり1斗1升2合かかる口米［くちまい］52石6斗6升5合の合計で522石8斗8升5合、100石あたり140匁とする人夫役［にんぶやく］（労役負担）の夫銀［ぶぎん｣は銀685匁になります。