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- 種類
- 民俗芸能
- 名称
- 野々市じょんから節
- よみ
- ののいちじょんからぶし
- 員数
- −
- 所有者または管理者
- 野々市じょんから節保存会
- 所在地
- 本町
- 指定年月日
- 昭和42. 2.11
「野々市じょんから節」は、本町地区に古くから伝わる盆踊りで、以前は8月14日・15日に踊られていました。現在は、7月終わりから8月はじめに行われる「野々市じょんからまつり」の期間に唄と踊りが繰り広げられています。
この踊りは、室町時代の頃から野々市で行われていたとされる御贄祭[おにえまつり](枋葉祭[ほうようさい]か)で演じられた神楽舞[かぐらまい]の「御贄踊り」に由来する説、江戸時代に幸若[こうわか]の古浄瑠璃[こじょうるり]と都都逸系[どどいつけい]の特に真宗門徒と関係した「歓喜嘆[かんぎたん]」、「くどきぶし」などが加わってできたという説があります。
かつて「野々市じょんから節」は、昭和25年(1950)の全国郷土芸能調査結果に伴い、昭和27年(1952)に助成すべき文化財として文部省の選定を受けましたが、1954年(昭和29)文化財保護法の改正で選定そのものがなくなり事実上の取消しとなった経緯があります。
じょんから節(地域によっては「じょんがら」ともいう。)は、全国各地に分布しています。市内には「御経塚じょんがら節」「郷じょんから節」「富奥じょんから節」、市外にも「下柏野じょんがら節」、「森本じょんから節」などがあります。しかし、曲や歌詞、踊り方などはそれぞれ全く違っていて、盆踊りとしての大衆芸能が、地域ごとに発展し根付いていったことを示しています。