その他の画像
- 種類
- 書跡
- 名称
- 顕尊上人消息
- よみ
- けんそんしょうにん しょうそく
- 員数
- 1通
- 所有者または管理者
- 照台寺
- 所在地
- 本町3-13-20
- 指定年月日
- 昭和42. 2.11
顕尊は、本願寺第11代顕如[けんにょ]の次男にあたり、元亀[げんき]元〜天正[てんしょう]8年(1570〜80)にかけて大坂本願寺[おおさかほんがんじ]で織田信長と抗争を繰り広げた中心人物です。
この書状 (年不詳9月16日)は、別名「虎猫御書[とらねこのごしょ]」と呼ばれており、ねずみ退治のため「すばらしい猫を送ってくれた照台寺に感謝する」という内容です。
この御書には、「本願寺の堂内に一匹のねずみが住みついて荒らしまわっていた。猫を借りてきても逃げ出してしまい、本尊をも壊しそうな勢いで暴れるようになった。これを退治するために照台寺にいた虎毛の老いた猫を貸し出したところ、2・3日の激しい格闘の末、双方は死んでしまった」という話が伝わっています。