出土品解説

骨角器の種類
根挟
根挟
先端が二又に分かれる形態で、シカの角製です。二又の部分に石鏃を挟み、矢の先端に着けて使用したものと考えられます。
骨針
骨針
先端が尖る細長い形態で、シカの角製です。残存する棒状部の断面径は3mmです。
ヤス
ヤス
先端が尖り、魚を突き刺いた道具です。動物の種類は不明ですが、獣骨を利用しています。
骨刀
骨刀
石刀に似た形態で、クジラの肋骨[ろっこつ]でつくられています。石刀と同じように呪[まじな]いの道具として使っていたものと考えられます。
装身具
装身具
装身具は多くがシカの角でつくられ、装飾や加工がなされていますが、からだのどこを飾ったかは不明です。装身とともに呪術的[じゅじゅつてき](まじない・祈り)な意味をもったものと考えられます。
棒状製品
棒状製品
棒状の製品ですが、用途・名称が不明なものです。ほとんどがシカの角でつくられています。